医療費の見える化講座
医療費はだれが払っているのか
病院の窓口で払ったお金は、その日にかかった医療費のすべてではありません。
残りを払う保険料と税金、若い世代からの仕送り、医療保険を動かす組織の費用を、医療費を 100 円に直した図で 7 章に分けて解説します。
医療費の数字は、確定した最新の国民医療費(令和 5 年度、2025 年 10 月公表)によります。
新しい資料が出たら更新します。
予算や保険料率などは、それぞれの図と注に年度を書いています。
この講座の要点
令和 5 年度の国民医療費 48 兆 915 億円の財源を 100 円あたりに直したもの(第 1 章)
- 病院の窓口で払うのは、医療費の約 1 割です。残りの5 割は保険料、4 割は税金で払われています。
- 75 歳以上の人の医療費は、その約 4 割を若い世代の保険料が、約 5 割を税金が支えています。
- 医療保険を動かす組織の事務の費用は、ほとんどが保険料です。税金が大きく入るのは、医療費そのものと、マイナ保険証などの仕組みづくりです。
章の一覧
- 第1章 窓口で払うのは一部だけ 医療費 100 円のうち、窓口 12 円、保険料 50 円、税金 38 円。厚生労働省の「見える化」の約 15% との違いも。
- 第2章 保険料はどこへ払っているのか 給与明細の健康保険料から。保険料が入る 5 つの財布と、会社が払う半分。
- 第3章 税金はどこから入るのか 税金を入れる理由、財布ごとに決まった割合、国の予算の中の医療保険、消費税と国債。
- 第4章 子どもの医療費が無料になるのは 窓口の分を払っているのは市区町村と都道府県。市区町村で違う理由と、宇都宮市の例。
- 第5章 若い世代から高齢者への仕送り 75 歳以上の医療費 100 円のうち、38 円は若い世代の保険からの支援金、46 円は税金。
- 第6章 医療保険を動かす組織と、その費用 保険者 約 3,400 団体、請求書 年 20 億件超。事務の費用はだれが払っているか。病院に入ったお金の使いみち。
- 第7章 一生でかかる医療費と、これから 年齢で入れ替わる、払う側と使う側。年齢を選ぶ試算、一生の医療費 約 2,840 万円、これから変わること。
道具
病院ドック編集部が、厚生労働省、財務省、こども家庭庁、各保険者と審査支払機関が公表した資料をもとにまとめました。
国が監修したものではありません。
内容の誤りは訂正受付窓口からお知らせください。