粒子線治療医学管理加算
- 主な点数粒子線治療医学管理加算 10,000点
- 令和6年度の算定全国で約1万回
- 届出病院数の推移2025年1月 18院 → 2026年11月 18院(±0)
出典: 各厚生局「施設基準の届出受理状況」基準日 2026年9月1日・公表ごと更新
届出の有無は病院の方針や地域の役割分担で決まるもので、取得の可否や診療の優劣を示すものではありません。
対象は病院(20床以上)で、診療所、歯科診療所、薬局の届出は含みません。
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粒子線治療医学管理加算とは?
粒子線治療を行う際の照射の管理体制を評価する加算です。粒子線治療そのものの基準より、人員の要件が厚くなります。
主な要件
- 医師の配置:放射線治療に専従の常勤の医師(放射線治療の経験を5年以上有する者に限る)が2名以上配置されていること。遠隔放射線治療計画加算に係る常勤の医師を兼任することはできません。
- 診療放射線技師:放射線治療を専ら担当する常勤の診療放射線技師(経験5年以上)が粒子線治療室1つにつき2名以上、かつその医療機関に合計3名以上配置されていること。
- 精度管理の担当者:放射線治療における機器の精度管理、照射計画の検証、照射計画補助作業等を専ら担当する者(診療放射線技師その他の技術者等)が1名以上配置されていること。
- 看護師:放射線治療に専従の常勤の看護師が1名以上配置されていること。外来放射線照射診療料に係る常勤の看護師を兼任することはできません。
- 機器:ア 患者ごとのコリメーターを用いる照射野形成装置、イ 患者ごとのボーラスを用いる深部線量分布形成装置(アとイは患者ごとのスキャニング法による照射を行う場合を除く)、ウ 2方向以上の透視が可能な装置・画像照合可能なCT装置または画像照合可能な超音波装置(いずれも治療室内に設置されているものに限る)。
患者さんにとってのメリット
- 治療室ごとに2名以上の診療放射線技師がおり、照射の確認が二重に行われます。
- 専従の看護師がおり、治療中の体調や副作用の相談ができます。
- 治療室内の画像装置で、照射のたびに位置を確認できます。
費用の扱い
診療報酬上の加算です。算定された場合は、加入している公的医療保険の自己負担割合に応じた分が窓口でのお支払いに含まれます。
まとめ
粒子線治療医学管理加算の要件で特徴的なのは、粒子線治療室1つにつき診療放射線技師2名以上(院内合計3名以上)と専従の常勤看護師です。装置ではなく人の配置が中心の基準です。
取得要件
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厚生労働省の通知にもとづく要件を AI が分かりやすく整理したものです。通知の原文もそのままご覧いただけます。
本基準は、粒子線治療医学管理加算に関する施設基準です。
- 人員放射線治療に専従の常勤医師(経験5年以上)2名以上、常勤の診療放射線技師(経験5年以上)を粒子線治療室1つにつき2名以上かつ合計3名以上、精度管理等の担当者1名以上、放射線治療に専従の常勤看護師1名以上を配置。
- 施設設備患者毎のコリメーターを用いる照射野形成装置、患者毎のボーラスを用いる深部線量分布形成装置(患者ごとのスキャニング法による場合を除く)、2方向以上の透視装置・画像照合可能なCT・超音波装置のいずれかを治療室内に備えること。
- 届出別添2の様式79の1の3を用いること。
出典: 厚生労働省 通知(取得要件)。実際の届出可否は施設要件・人員配置等の確認が必要です。最終判断は担当部署で行ってください。
算定できる主な診療行為と点数1種類
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この施設基準で算定できる診療行為は1種類です。
診療報酬の請求用のコード表は、患者の条件や算定の場面ごとに項目が分かれています。ここでは同じ診療行為の項目をまとめ、点数を幅で示しています。項目のある行を開くと、条件ごとの点数が見られます。
点数の幅には、特定妥結率、選定療養(入院期間が180日を超える場合)、同じ日の2科目の受診などの事務的な例外の項目を含めていません。算定には他の施設基準の届出や算定要件が必要な場合があります。
点数は国が定めた点数表の値(1点10円)で、病院ごとの請求額や患者の負担額ではありません。
実際の負担は、病院やご加入の保険の条件によって変わります。
「令和6年度」の回数は、NDBオープンデータの全国の算定回数です(下の「令和6年度の算定の状況」と同じ出典)。令和8年度改定で新しくなった項目には回数がありません。
放射線治療1種類
-
粒子線治療医学管理加算 10,000点
出典: 診療報酬情報提供サービス(厚生労働省)(https://shinryohoshu.mhlw.go.jp/)「医科診療行為マスター」(2026年10月13日版)を加工して作成
届出の状況
対象の病院7,948院(全国・20床以上)での集計です。件数は事実として示しており、多い少ないの評価ではありません。
「この1年に算定を開始」は、診療報酬改定の施行日など全国のほとんどの病院がいっせいに届け出た日 (2026年4月1日、2026年6月1日)を除いた数です。
届出病院数の推移
各月末に厚生局の名簿に掲載されていた対象の病院数です(当サイトの取込結果。2025年1月から)。 名簿の更新や取込の都合で一時的に増減して見えることがあります。
数値を表で見る
| 月 | 病院数 |
|---|---|
| 2026年11月 | 18 |
| 2026年10月 | 18 |
| 2026年9月 | 18 |
| 2026年8月 | 18 |
| 2026年7月 | 18 |
| 2026年6月 | 18 |
| 2026年5月 | 18 |
| 2026年4月 | 18 |
| 2026年3月 | 18 |
| 2026年2月 | 18 |
| 2026年1月 | 18 |
| 2025年12月 | 18 |
| 2025年11月 | 18 |
| 2025年10月 | 18 |
| 2025年9月 | 18 |
| 2025年8月 | 18 |
| 2025年7月 | 18 |
| 2025年6月 | 18 |
| 2025年5月 | 18 |
| 2025年4月 | 18 |
| 2025年3月 | 18 |
| 2025年2月 | 18 |
| 2025年1月 | 18 |
都道府県別の届出病院数
令和6年度の算定の状況
令和6年度(2024年4月〜2025年3月)に、この施設基準で算定できる診療行為は、全国で約1万回算定されました。
都道府県別の算定回数
| 都道府県 | 算定回数 | 人口10万人あたり | 届出医療機関 | 1施設あたり(目安) |
|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 428回 | 8.5回 | 3 | 約143回 |
| 青森県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 岩手県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 宮城県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 秋田県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 山形県 | 651回 | 64.3回 | 1 | 約651回 |
| 福島県 | 334回 | 18.9回 | 1 | 約334回 |
| 茨城県 | 436回 | 15.3回 | 1 | 約436回 |
| 栃木県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 群馬県 | 823回 | 43.1回 | 1 | 約823回 |
| 埼玉県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 千葉県 | 1,062回 | 16.8回 | 3 | 約354回 |
| 東京都 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 神奈川県 | 825回 | 9.0回 | 2 | 約413回 |
| 新潟県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 富山県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 石川県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 福井県 | 142回 | 19.0回 | 1 | 約142回 |
| 山梨県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 長野県 | 104回以上 | 5.2回以上 | 1 | 約104回以上 |
| 岐阜県 | 158回 | 8.1回 | 1 | 約158回 |
| 静岡県 | 215回 | 6.0回 | 1 | 約215回 |
| 愛知県 | 1,026回 | 13.7回 | 2 | 約513回 |
| 三重県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 滋賀県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 京都府 | 256回 | 10.4回 | 1 | 約256回 |
| 大阪府 | 1,189回 | 13.6回 | 2 | 約595回 |
| 兵庫県 | 562回 | 10.4回 | 2 | 約281回 |
| 奈良県 | 87回以上 | 6.7回以上 | 1 | 約87回以上 |
| 和歌山県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 鳥取県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 島根県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 岡山県 | 60回 | 3.3回 | 1 | 約60回 |
| 広島県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 山口県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 徳島県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 香川県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 愛媛県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 高知県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 福岡県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 佐賀県 | 1,198回 | 151回 | 1 | 約1,198回 |
| 長崎県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 熊本県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 大分県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 宮崎県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
| 鹿児島県 | 655回 | 42.0回 | 1 | 約655回 |
| 沖縄県 | 0回 | 0.0回 | 0 | — |
算定回数は診療報酬の請求(レセプト)で算定された回数で、患者数ではありません。入院料などは入院の日数で数えます。
医療機関の所在地の都道府県で集計しています。10回未満の値は公表されていないため「10回未満」と書き、それを含む合計には「以上」を付けています。
届出医療機関は、2025年3月31日に有効だった届出を、診療所を含めて数えたものです。人口10万人あたりは2025年1月1日現在の人口で計算しています。
1施設あたりは、この施設基準でしか算定できない診療行為の回数を届出医療機関の数で割った目安で、個々の病院の回数ではありません。
出典: NDBオープンデータ(厚生労働省)第11回(診療年月 2024年4月〜2025年3月)を加工して作成(公表ページ)/各厚生局「施設基準の届出受理状況」/総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査」
届出している病院
| 病院 | 所在地 | 病床数 | 区分 | 算定開始 |
|---|---|---|---|---|
| 京都府立医科大学附属病院 | 京都府京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465 | 1,055 | 2019年4月1日 | |
| 北海道大学病院 | 北海道札幌市北区北14条西5丁目 | 894 | 2016年4月1日 | |
| 筑波大学附属病院 | 茨城県つくば市天久保2-1-1 | 809 | 2016年4月1日 | |
| 福井県立病院 | 福井県福井市四ツ井2丁目8番1号 | 737 | 2016年4月1日 | |
| 群馬大学医学部附属病院 | 群馬県前橋市昭和町3丁目39-15 | 731 | 2023年8月1日 | |
| 医療法人徳洲会 湘南鎌倉総合病院 | 神奈川県鎌倉市岡本1370番1 | 669 | 2022年3月1日 | |
| 国立大学法人山形大学医学部附属病院 | 山形県山形市飯田西2丁目2-2 | 637 | 2021年4月1日 | |
| 静岡県立静岡がんセンター | 静岡県駿東郡長泉町下長窪1007 | 615 | 2018年2月1日 | |
| 中部国際医療センター | 岐阜県美濃加茂市健康のまち一丁目1番地 | 502 | 2024年4月1日 | |
| 名古屋市立大学医学部附属西部医療センター | 愛知県名古屋市北区平手町1丁目1番地の1 | 500 | 2021年4月1日 | |
| 津山中央病院 | 岡山県津山市川崎1756 | 456 | 2018年4月1日 | |
| 国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 | 千葉県柏市柏の葉 | 427 | 2016年4月1日 | |
| 神奈川県立がんセンター | 神奈川県横浜市旭区中尾二丁目3番2号 | 415 | 2018年4月1日 | |
| 社会医療法人高清会 高井病院 | 奈良県天理市蔵之庄町470番地8 | 376 | 2018年12月1日 | |
| 社会医療法人孝仁会札幌孝仁会記念病院 | 北海道札幌市西区宮の沢2条1丁目16番1号 | 276 | 2020年7月1日 | |
| 社会医療法人禎心会 札幌禎心会病院 | 北海道札幌市東区北33条東1丁目3-1 | 271 | 2022年4月1日 | |
| 国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 QST病院 | 千葉県千葉市稲毛区穴川4‐9‐1 | 100 | 2016年5月1日 | |
| 兵庫県立粒子線医療センター | 兵庫県たつの市新宮町光都1丁目2番1号 | 50 | 2016年4月1日 |
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